7/27~29まで新潟の苗場で行われたフジロックフェスティバルのツアー報告です。
最初にお断りしておきますが、今回行きたくても行けなかった方、続きは決して見ないでください。精神衛生上これほど悪いものはありませんから(笑)。
画面の前で“ギクッ”としたあなた、いいんですね。
本当にいいんですね。
では、続きをどうぞ。
*注:今回の記事はフジロックが一体どんなものなのかわからない方にわかりやすいように、また、今回参加できなかった方を羨ましがらせるために(笑)、あえて回りくどく説明調で書いています。何度か参加されている方はさらっと流しながらお読みください。
「3日間のうち、必ず1日は雨になる」と言われるこのフェスですが、僕達がいた間はずっと良い天気。天気予報では現在雨と言うマークが出ているのに晴れ。なぜかわかりますか?
“そこに僕がいるから・・・”
すいません。とにかくフジでも晴れ男パワー炸裂してました。
木曜の夜中に出発して到着したのが金曜の朝。この看板を見ると“キタァ-!!”って言う実感がわきましたね。
実感が湧くのも当たり前。駐車場からここまでこの荷物で約20分の道のりは相当辛かったですから。
さらにテントを張るためにここまで上がってくるのに20分。ここまでで疲れ果ててしまいました。ヘ(´o`)ヘ
スキー場の1区画がテントサイトなんですが、見晴らしがよくて、いい風が吹いて、キャンプだけなら最高の場所なんですが、周りを見渡すと・・・
実はこんな風になっておりまして・・・
さらに引いてみると、こんな感じでした。w(°o°)w
長いことアウトドアの世界でやってますが、こんなテントの数を見たのは初めてです。海岸の岩場に張り付くフジツボのようでしたね。
テントサイトから会場までこれまた歩くこと20分。とにかく移動が長くて大変なのですが、このゲートをくぐるといよいよライブ会場。
3日間で10万人を超えるということでしたが、とにかくすごい人でした。
これがメインのグリーンステージ。ここは数万人が一度に参加できるもっとも大きな会場です。
一方、こちらがアバロンと呼ばれる小さめのステージ。大小併せて11のステージがあるんですね。それぞれのステージで同時多発的にライブが行われるんです。ちなみにこのとき唄っていたのは中孝介さん。一昨年行われたうちのイベントにでてもらえる可能性のあった方です。ピアノを弾いている黒木さんという方はそのとき一緒にバーベキューしました。最近有名になった“花”という曲を歌ってくれたときは鳥肌でしたね。感動。
ここはレッドマーキ-と呼ばれる屋内会場。この会場の一番前で聞いた
おっと、自分の趣味を全面的に出してしまいました。すいません。(-^〇^-)
こちらはフィールドオブヘブンという会場。ナチュラル感のある会場でした。ネイティブアメリカンのティピテントが立ち並び、オーガニック食材を使用したこだわりのフードやドリンクなどの店が並んでいました。
こちらは会場内にあるショップ(屋台)。このもち豚、フジロックファンの間では有名なんですが、確かにうまかったです。
これは有名な苗場食堂。
とにかくいろんなお店が沢山あって、店を見て歩くだけでも相当楽しい。並んで買わなければならないのが辛かったですが。
森の中のレストランという感じで楽しかったですね。この行列はアフリカ料理屋さん。
会場間を移動する遊歩道。こういったところにもいろんな工夫や仕掛けがしてあって飽きさせないんですね。
会場内に川が流れているんですが、これが綺麗なんですよ。みんなここで足をつけたり、体を洗ったり(笑)してました。意外と綺麗だななんて思いながらのぞいているとヤマメが泳いでいるのでびっくり。放流なのかどうなのか、結構な数がいましたので、定着してるはずです。「こんなところにヤマメがいるなんて」一人感動していたんですが、この会場の中でそんなこと思っている人は他にいないでしょう(笑)。
夜は夜で盛り上がるんですよね。こちらはROOKIE A GO-GOというエリア。
アーティストの作品展示があったり、世界で最も美しいといわれる移動式テントがあったり、ワクワクさせる空間になっているんです。
これ、夜中の12時くらいですが、こんな状態です。ちなみに、夜見たライブの中で一番良かったのが
BOOM BOOM SATELLITESあまりこういうロックは好きではないんですが、思わず頭を振らせる爆発的なライブでした。暴れたなぁ
ちなみにこんな感じです。
がらっとかけ離れた雰囲気の写真ですが、ここは会場から数キロはなれた川沿いのある場所。ここで何をしたのかというと・・・
“バーベキュー”なんです。今回、音楽の趣味が異なるだろうからということで会場内では全くの自由行動にしていたんですが、やはり“蒼の旅団”のツアーですからどこかで集まって今回のツアーと出会いを祝おうということで、会場から少し離れた場所に急遽準備しました。
左側のお二人が郡上から、右のお二人は名古屋の有名な眼鏡屋さんの方。怖そうなサングラスの人が社長さんです。
会場の喧騒を離れての静かな時間。少しの間でしたが、参加者同士の交流&気持ちのクールダウンになりましたね。
3日間このフェスにどっぷりつかって、どっぷり酔いしれて、世の中にはまだまだ楽しいこと、楽しい場所が沢山あるってこと、あらためて思い知りました。自然と音楽という繋がりがこんなにも沢山の人の魂を揺さぶって、こんなにも沢山の笑顔を生み出せるってことに感動しました。
今回のツアーはアースシップとしてもかなり飛躍した形のツアーとなりました。きっと、全国のアウトドアツアーカンパニーの中でこんなツアーをやっているのはうちだけでしょう。でも、アースシップとして、蒼の旅団としては今後も出来る限りこのフジロックツアーを続けていきたいと考えています。あくまでも主観ではありますが、このフジロックは日本最大級の音楽イベントでありながら、一方で日本最大級のアウトドアイベントでもあります。そして、ここにある雰囲気は“アウトドアフィールドで仲間と楽しむ”というアースシップが求めている雰囲気そのものですから。
僕達はいつか自分たちの力で、アウトドアフェスをやりたいと思っています。そのお手本としてこれからも勉強させてもらおうと思っています。
参加された皆様、お疲れ様でした。3日間、本当によく歩きましたね(笑)。今年いろんなことを勉強した分、来年はもっともっといいツアーにします。楽しみにしていてください。もちろん、今年これなかった方も楽しみにしていてください。今からフジロック貯金ですよ(笑)。
アースシップ代表 水口晶
“No music & No nature, No life”