みなさん、イベントのHPは見ていただけましたかね。きっと以前からのアースを知っている人や、去年のイベントに参加してくれた人は「???」の連発でしょうね。
では今年のイベントに行き着いた経緯を順を追って説明していきますね。あまりにも長いんで2回に分けます。
まだチケットは申し込んじゃダメですよ!!
そんな悠長な事言ってて間に合うんかな???
ではどうぞ。
話は少し長くなるので、時間の長い方はあとで読んでください。(って読ませるんや!?)
まず、唐突に皆さんにお聞きしますが、皆さん、今の長良川ってきれいだと思いますか?
岐阜以外の場所にお住まいの方、特に都市部で生まれ育った方はほとんどの方が“キレイだよ”って答えられると思います。実際、ラフティングツアーに参加された方に協力いただいているアンケートにも、「川がきれいで気持ちいい」、「自然がいい」というコメントを残される方は多いです。
でもね、
でもね、
でもね・・・
キレイだと感じていただいている皆さんには申し訳ないけど、今の長良川は最悪の状態なんです。
「え~っ!今のままでも十分キレイじゃん」と思われる方も多いかと思います。でも、長良川はこんなもんじゃないんです。
僕がこの場所に始めてきたのは今から13年前。実際住み始めたのは11年前。その頃すでに地元の人は「川が悪くなった」とぼやいていましたが、僕にとってはパラダイスのような場所でした。3メートルぐらいの川底が見える透明度の高い流れ、豊富な水量。夏に潜れば鮎やアマゴ、時にはサツキマスの姿も見えました。文字通りキラキラと輝くまぶしい夏の1シーンです。
今、そのキラキラな1シーンが思い出になろうとしています。それを確信したのは今年の夏でした。去年と今年、こちらに来てから毎年釣っていたサツキマスが釣れなかったことは以前に報告しました。去年は水害の影響、今年は自分の腕が悪いと言い聞かせていたのですが、8月の中旬頃、子供と一緒に川に潜って愕然としました。
魚がおらん・・・・
僕、ちっちゃい頃から川が好きで、夏休みになると京都の郊外にあるおばあちゃんの家にこもり、毎日近くにあるちっちゃい川で魚をとって過ごしてました。
大学の卒論調査で訪れた長良川は僕にとって衝撃的なほどキレイで、そこにすむ魚と、川にかかわって生きていく人の多さにまたびっくりして“ここしかない”と生活することを決めたんです。
ここで生活することは、大げさに言えば“毎日が夏休み”だったんです。僕にとっては。
僕が来てから11年。毎年川が浅くなり(上流から土砂が流れる為)、以前のラフティングコースはコースじゃなくなり、魚の姿もどんどん減っていって・・・。
このことは以前から実感していました。だって、川がどんどん変わっていくから。
でも、“まだ大丈夫、まだいける”と根拠も無く言い聞かせてたんですね。でも、
モウ、ダメダ・・・
正直な今の実感です。
川にかかわって仕事をしてるからにはと、以前から小さい試みは個人的に、そしてアースシップとしても取り組んできました。でも、もうそんなレベルじゃだめなんですね。
じゃあ、一体何をすればいいんだ???
行き着いたひとつの答えが“山”だったんですね。
結構長くなりましたので、続きは明日にでも書きます。
まだイベントのHPを見てない人はどうぞ。
“森の感謝祭HP”