久しぶりの更新となってしまい、申しわけありません。
気付けばもう節分も終了。帰国まであと2週間ほどとなってしまいましたね。
約1ヶ月間滞在させてもらったネルソンの離島を離れ、一路北へ。現在は北島に滞在中です。
ここ2週間ほどの報告を、遅れたぶんいつもより多目の(笑)報告です。
ネルソンを離れる直前に、前回嵐に見舞われたエイベルタズマンに再挑戦しました。
今回はちゃんと天気をチェックしたのでこのとおりです。メインの島を始め、あちこちの小さい島にすばらしいビーチが点在しています。思わず「イワネくん、ゴメンね・・・」と心の中で陳謝(笑)。
今回は前回行ったところを省略しての1泊2日ツアー。2日目は約6時間ほど漕ぐことになっていたのですが、風に助けられて約4時間でゴールに到着。それでも写真の方は相当根を上げていらっしゃいました(ま、いきなりカヤック4時間漕いでというのも無茶ではありましたが)。
2回にわたってエイベルタズマンを心行くまで満喫しました。日本ではなかなか体験することのできない形でのツアーで楽しかったですね。あえて難を言うなら珊瑚があって、魚やほかの生物がいっぱい見れれば言うこと無かったですね。水はすごくきれいなんですが、南島には沖縄のような珊瑚礁が無いようで、水中の楽しみというのがあまり無かったです。
沖縄でこんなツアーができれば最高なんですけどね。[タケさん、期待してますよ]。
エイベルタズマンツアー終了後、お世話になったホストファミリーに別れを告げ、いよいよ北島へ。車ごとフェリーに乗って約3時間の移動です。
マルボロサウンドと呼ばれる内海を通ってクック海峡を渡る航路がこれまたきれいでした。
フェリーの到着地点はニュージーランドの首都ウエリントン。2ヶ月ぶりぐらいに見るビルや都会っぽい喧騒に恐れをなして写真も撮らずに即、郊外へ移動です(笑)。
北島で何をするのかというのは具体的に決めてなかったんですが、国道を走っていてふと出た看板を見てトンガリロ国立公園に決定。ここは世界遺産にも指定されている湖と山の景勝地です。
で、当然見るだけでは面白くないので、トンガリロ・クロッシングと呼ばれるトレッキングに挑戦です。ちなみにトレッキングといっても1000メートルを一気に上がって、また一気に1000メートル下る、全行程7時間を1日でこなすというスケジュール。
2日で10時間ぐらい漕ぐカヤックツアーから1日明けてフェリー+5時間の車移動をした後、翌日には7時間トレッキングというハードスケジュールに相方はあきれていましたが・・・。
朝6時30分に専用バスに乗ってスタート地点に移動。平日でしたが、有名なトレッキングルートということもあってたくさんの人が参加していました。ここからは各自が自由なペースで歩いていいんですが、予定の時間に間に合わないと帰りのバスに乗せてもらえないという悲惨なことになるので、チェックポイントの時間を気にしながらのウォーク開始です。
早朝&雲ひとつ無い晴天ということもあり、抜群のコンディション。2人して「いやあ、来てよかったよかった!」を連発していたのですが・・・。
“悪魔の階段”と呼ばれるセクションに差し掛かった瞬間、「富士山にも登ったし、屋久杉も見たんだから」と強気だった相方がいきなり弱気に。「富士山のときは若かったから・・・」とわけのわからない言い訳を連発しながらスローダウン。
「せっかくやからオプションになってる隣の山の頂上も行こか?」という問いに、無言のまま、鬼のような形相で拒否の返事をしてくれました。
なんだかんだで頂上付近へ。休止中ではあるものの、10年に1度ほど噴火する活火山です。噴火口の中を歩くという不思議な体験ができました。
ほぼ頂上。標高は約2000メートルです。とにかく天気が良かったので気持ちよかったです。
頂上付近に点在する池。これはエメラルドレイクと呼ばれていました。これもやはり日本ではなかなか見られない風景ですね。(九州に似たようなのがあったかも・・・)。頂上で池や火口を眺めながらランチを取って、今度は一気に下りです。
下りはやはり楽チン。標高差によって変わる植生を眺めながらのんびりと下って合計6時間30分。帰りのバスはみんなとろけるように寝てましたね(笑)。
ロングトレッキングが終わってホット一息と思いきや、1日明けてラフティングツアーに参加です。だって、このコース、ダムの放水によって1年のうち26日間だけ下ることができる期間限定ハイグレードコース。相方はあきれを通り越していましたが「ここでしか、今しかできないんでっせ奥さん!!」というテレビショッピングのセールストークばりの旦那の説得に参加決定せざるを得ず。理解のある嫁さんでありがたいです(笑)。
お客さん用のギアを身に着けて、セフティートークを聞くというのも自分では非常に笑えるんですが、実際に客になってツアーに参加するのも勉強です。
5社ほどが集まってワラワラやっている姿は長良川とかわらないですね。ただ大きく違うのが川のグレード。長良川は通常水位でグレード2とか3マイナスとかいわれてるんですが、ここはグレード5。ちなみにグレード5とはツアーのできるぎりぎりのランクです。
勉強といいながらただの参加者になってますね。ガイドのくせして、目をつぶってるし・・・。隣の嫁さんも面白い顔してます(笑)。
川幅が狭く、滝が階段になって続くようなコースで飽きさせません。
艇から落ちたらつかまるように岩にロープが設置されています。この辺がこの川の危なさを物語っていますね。通常こんなものありえないですから。
事前にガイドから、「もし落ちたらつかまってね」と言われるんですが、そんなもん、つかめるか!!って感じです。
まあとにかく次から次へと瀬が出てくるんです。
何年か前に危険水位を超えた吉野川を下ったとき以来のスリルでした。そして、さすが、ガイドのテクニックもすばらしかったです。
ちなみに掲載している写真はデータで40枚入り$40(¥3600ほど)。うちはプレゼントしてるのに・・・。
いろんな意味でいい勉強させてもらいました(ってほんまか!?)。
さて、次はいよいよ滞在中最後の報告になるかと思います。最後の目的地、オークランドに向かって移動しますが、そこに何が待っているのか?果たして車は無事売れるのか?2人はこのまま喧嘩することなく帰国することができるのか(笑)?
次回の報告をお楽しみに!!