郡上でも桜がちらほら咲きだしました。いよいよシーズンですね。
スタッフの多くはまだ雪山にどっぷりですが、ゴールデンウィークからの本格始動に向けて、少しずつ動き出しています。
実は、今年アースシップは15周年を迎えるんです。
15年間、長いようで一瞬でもありました。振り返ってみると本当に多くの人に支えられたり、助けられたりしてきたんだと感じます。
お客さんは延べで3万人以上、スタッフもなんだかんだで50人以上が関わってくれているはずです。
本当に、本当にありがたいことです。
15周年を迎えるにあたって、いや、たまたま15周年という節目が今年なのかもしれませんが、今年から、アースは少しずつ新しいことを始めようと思っているんです。
これからアースがやろうとしていること?
それは・・・・ ちょっと長くなりますが、ご容赦ください。
~これまでのアースとこれからのアース~
15年前に長良川を使ったカヌーツアーから始まって、ラフティング、クライミング、キャンプ。これまでのアースは郡上にあるフィールドでの体験を中心に活動してきました。その基本的な形は今後も変わりません。
これからも自然環境を生かした楽しい遊びをどんどん提供していこうと思っています。
ただ、今後はそこに付けくわえる形で“ライフスタイル”というものを意識していきたいこうと考えています。
具体的には体のことや食べ物のこと、もっと言えばエネルギーや環境再生のことなんかにも踏み込んでいきたいと思っているんです。
このことを強く意識するようになったきっかけはやはり昨年の震災。
3.11以降、アースとして今後どういう方向性を持って進んでいくのか、
世の中にとって、仲間であるみんなにとって、アースはどういう存在であるべきかをずっと考えていました。
その中で出てきた一つの答えが“自然を意識しながらシンプルに生きるライフスタイルの提供”、
そしてもう一つが“災害や何かの大きなトラブルがあった時にスタッフやお客さんみんなが集える場所としての機能を持つこと”なんです。
「????」ですよね(笑)。
でも、震災の現場を実際見て、これからの日本のいろんな状況を踏まえて一生懸命考えたとき、行きついたのがこの2つなんです。
震災以降、これまでのいろんな価値観や考え方というものが少しづつ変わり始めて来ています。
いろいろな考えや意見がある中で、僕が強く思ったことは、 “大事なのはきれいな水と食べ物、そして家族を含めた信頼できる仲間だ”ということ。
アースはこれまで、自然の中での体験活動を中心に活動し、その中で多くの仲間を作ってきました。
これからもそれは変わりません。
ただ、ここからは、その仲間たちに対して、自分たちが考える体やハートに良くてシンプルなライフスタイルを提案していきたいし、
いずれはアースから一方的な提案ばかりするのではなく、仲間同士で発信し合えるような場を創っていきたい。
そして、万が一何かがあるときは仲間同士で協力したり助け合ったりしていきたい。そんな風に考えているんです。
なんだかたいそうな話になりました。でもいきなり何かがガラッと変わるわけではなく、これまでやってきたことの延長上に新しいことが少しづつ加わるだけです。
今年から新たな女性スタッフが入ってくれるんですが、ヨガ、アロマ、マクロビオティック等々・・・。彼女が加わることで、特に女性にとって新しい提案ができると思っています。
さらに、新たに農業の道に入ったり、ゲストハウスを始めたいと言い出しているスタッフもいます。彼らともリンクしていきながら、自分達らしい、楽しいライフスタイルの実践と提案をしていきます。
今年の始まりは4/28(土)のオープニングパーティーから。早速そこでいろいろなスタイルを体験してもらいます。
詳細はまもなく発表します。どうぞお楽しみに。
アースシップ代表 水口晶