いよいよ、最後の報告です。
これを書いているのは実はもう日本(笑)。
おかげさまで先日22日に無事帰国しました。全体を振り返るのは最後にして、まずは帰国までの足取りを。
とうとう最終目的地オークランドに。メルボルン以来の“街”です。いるだけで疲れる(笑)。
無料のチャリンコタクシー。とにかく観光客にとって親切な国です。でも、“急坂とあまり遠い目的地はやめてね”とのことでした。
オークランドに入って最初にやらなければならないのが車の処分。
こういうチラシをバックパッカーや旅行者向けの施設に貼りまくります。商売で培ったチラシ作りの知識を総動員して作った自信作です。
で、早速引っかかったのが地元のカッコいい兄ちゃん(笑)。さすが俺のチラシはいける!!と喜んでいたらこの兄ちゃん人のよさそうな顔してなかなか姑息。あれやこれやと逆に丸め込まれて表示価格より2割ほど値引きされました(泣)。結局約17万で販売。なにはともあれ無事に売れたのでホッと一息。あとは残りの日数をどう遊んで過ごすか(笑)。
遊び第一弾!!ニュージーランドといえばラグビーです。一度はどこかで本場のラグビーを見たいと思っていたのですが、タイミングよくプロリーグの開幕戦チケットをゲット。ここはワールドカップのメイン会場にもなるイーデンパークです。
オールブラックス(NZ代表)の選手も混じるゲームは迫力満点でした。
翌日はフェリーに乗って離島へ。オークランドから約1時間の場所にどうしても行きたかった島があるんです。
ここはティリティリマタンギ島というユニークな名前の島なのですが、かつて牧場を作るためにほとんどのの木が伐採された状態だったのを約20年前から政府とボランティアの協力によって森を再生し、現在は野鳥の楽園になっています。入島者は1日45人限定。ガイドもボランティアです。
中には数百年前の木も。マオリの人々にとって神聖な木のひとつであるカウリの大木です。やはり植生は日本とぜんぜん違いますね。
希少な鳥を野生の状態で間近で見ることができます。ぜんぜん人を怖がらないんですよ。ほんと、鳥の楽園といった感じでした。
その翌日、ここも森ですがまた島とは違う場所。おかしな格好をしていますが、この格好で山道を歩くこと30分。
到着と同時に今度はこんな格好。何をしたかというと・・・
こんな場所で
こんなことや
こんなことをしてました。そう、キャニオニングです。
日本でも近頃人気が出てきたキャニオニングですが、ここではいきなりの素人に・・・
こんなことをさせます。いわゆるアブセーリングです。ちなみにここは70度ほどの壁で約20メートルの高さがあります。
パンフレットには10歳から参加可能となっていたので結構なめていましたが、
相方は絶叫してました(笑)。ここまでやらせるツアー日本ではまずありえないですよね。
ガイドが餌をやっているの何かわかります?そう、天然のウナギです。ランチの場所になる滝つぼでガイドの兄ちゃんが名前を呼ぶとやってくるんです。で、このとおり頭まで出して餌を食べます。最初見たとき信じられなかったです。イルカちゃうねんから。ウナギちゃんの名前はアルバート。なんとモニカという彼女(奥さん!?)もいます。この国でいろんなことに驚かされましたが、またもやサプライズでした。
客はたまたま僕たち2人だけ。おかげで好き放題させてもらいました。
このツアーに参加したのは帰国の前日(笑)。最後の最後に楽しい思い出ができました。
そしていよいよ出国。空から見るNZはきれいで、やっぱり牧場がいっぱいでした(笑)。
オーストラリアを入れて約3ヶ月の旅。振り返ってみれば遊んでばっかり(笑)。2人して本当に良い経験をさせてもらいました。
ブログでは遊んでばっかりの報告をしていますが(実際遊んでばっかりでしたが)ここに来るのにはやはりいくつか目的があったんです。
大きくは二つ。ひとつは僕たち2人が3ヶ月という旅の中で価値観をすり合わせる(僕の価値観を押し付けてばっかりのような気もしますが)こと、2人してじい様とばあ様になっても「あの時ニュージーで・・・」と語れるような経験をしたかったこと。そしてもうひとつ。こちらが本命ですが、アースがこれからやろうとすることの下見、もしくは勉強のためでした。
いろんなツアーに参加したのはもちろん、今のツアーに磨きをかけたり、新しいことをできないかという
模索のため。そして、昨年のイベントに参加してくれた方はご存知かと思いますが、僕たちアースシップは数年のうちに郡上で独自のキャンプ場をやりたいという夢をもっています。さまざまなキャンプ場に宿泊したのは夢を実現するための材料集めでもあったんです。
どういう人たちがどんなスタイルでキャンピングをしているのか、キャンプ場を運営するに当たって何が必要なのかを実際に見て、体で感じて、自分たちが郡上でどんなキャンプ場を作りたいのか、作るべきなのかを具体的にイメージしたかったんです。
3ヶ月というのは実際あっという間でした。もっともっといろんなツアーに参加したかったし、もっといろんなキャンプ場も見たかった。時間があればもっと多くのことを吸収できたかもしれません。でも、僕の中にはしっかりと、アースのやりたいキャンプ場がイメージできましたよ♪。
僕たちの理想のキャンプ場がいつできるのか、まだはっきりしたことは言えません。ただ、そう遠い将来では無いということを約束します。期待していてください。実際にできたキャンプ場がつまらないものであったら、「やっぱりおまえ遊びに行ってただけやんけ」と突っ込んでください(笑)。
もちろん、キャンプ場以外にもさまざまなことを学んできました。今のアースの中で生かせることはどんどん取り込んでいきます。今シーズンからのアースに期待していてください。去年とあまり変わっていないようであれば「やっぱり遊びに行ってただけやんけ」と突っ込んでください(笑)。
この間の報告ブログ、なんとなく、新婚旅行自慢のようになっていましたが、決してそうではないことをご理解いただければ幸いです(表現力の問題かな!?)。ちなみに、周りに騒がれていた夫婦喧嘩は結局一度も無し。ま、いいのか悪いのかはわかりませんが。一部に期待されていたセントレア離婚も回避です(笑)。
今からは今シーズンの準備にてんやわんやです。なんせ3ヶ月サボってますから(笑)。次回からは寒い郡上からスタッフの動きなどもお伝えします。楽しみにしていてください。
それでは